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DMや手紙類は受け取ったその日に開封しよう_帰宅時ルーティンのススメ

さまざまな郵便物、DMはどんどん届く_家の中に入ってくる

毎日のように、郵便ポストに届く各種DM。小学校に入学する前のお子さんにはランドセルメーカーや、小・中学生に自宅学習をサービスの案内、成人式を控えた女性へ「振袖」に関するカタログ…。また、クレジット会社からは毎月の支払い明細書が、役所からは各種健康診断の案内や税金関連通知、コロナ禍には「特別定額給付金の申請書」が届きました。数日留守にするとポストが紙類でいっぱいになってしまう…という経験はありませんか?

個人間の連絡は、メールやLINEなどの「オンライン」が主流になりましたから、親族や知人から「郵便で手紙が届く」と特別な感じで嬉しくなります。DMも各社趣向をこらして、どうにか開封してオススメ情報を伝えようとする努力が伺えます。例えば印刷や販促の会社からは、チケットケースやポストイットやA5サイズのノート…。お花のタネなど月一回のDMに毎回異なる「おまけ」が封入されています。くり返されるうちに「今月は何だろう?」と少し楽しみにチェックをするようになっています。たとえその時に注文しなくても、お願いするなら「ここの会社にしよう」という気持ちになります。

持ち越さない・後回しにしない

DMはその日のうちに開封して、要・不要を分別処理することが肝心です。毎日のように届きますから、「持ち越さない」ことがポイント。次の日ならまだしも家族それぞれに届くので、それぞれが溜めてしまうと、大量の紙を前にその選別にウンザリしてしまいます。DMは即断即決!氏名、住所などの個人情報は、シュレッダーをかけるなどして個人情報が漏れないように安全に処分することもお忘れないように。また、雨で封入物が濡れないようにビニールのDMもあります。ゴミの分別などにも注意が必要です。

DMのほとんどは、各社綿密なマーケティング調査を行なって送付してくるので、ご自身や家族に関連する情報…ということでもあります。ですから一応中味を確認し、必要なものだけを残しましょう。基本的にはほぼ不要ですが必ず判断しましょう。

希望していないのに何回も送付されて「捨てる際に分別などが面倒」だと感じたり、この先も必要ないと判断したら、「受取拒絶」(郵便物なら)が可能です。「受取拒絶」と記入したメモを貼り付けて、署名か捺印して、ポストに投函すれば送付を止めることができます。ただ一度開封したものはこれはできませんのでご注意を!(メール便は、差出人:会社へ連絡して止めてもらう)
さまざまな「整理収納」や「片づけ」も同じように当てはまるのですが、DMの処理も「後回しにしない」ことを心がけると「レターラック」も必要なくなります。

帰宅時ルーティンに

1.帰宅する
2.ポストをチェックする
3.玄関を開ける
4.手洗いうがいする(コロナ禍ですから入念に行う必要がありますね)

いつもの一連の動作に、「DMを開封して、処理する」を「帰宅時ルーティン」として仲間入りさせましょう。帰宅時はいいタイミングです。ここを逃すと食事が終わったらゆったり、そしてお風呂に入ったら眠くなる…次の朝はバタバタして…となりかねません。すぐにチェックが必要な書類が入っていた場合は、その分処理が遅れることになります。お子さんを持つ親ならば「学校からのプリント出して」…どこの家庭でも決めゼリフのようにお子さんに声かけしているのではないですか?いつまでに準備しないとダメ、面談の希望アンケート…学校からの大切な連絡をスルーしていては大変ですから。ご自身やお子さんの帰宅時に「プリント請求」をルーティンにしておく…のは親御さんご自身の平常心を保つためにも必要です(我が家はギリギリで慌てさせられることがあります…)本来は言わないでも自ら出して欲しいものですが。

「送りつけ商法」にご注意_家族間の連絡が大切

届いた宅急便などお届けモノも同様です。コロナ禍でネットで買い物する人も増え、その梱包も受け取ったその時(その日のうちに)開けて、中をチェックしましょう。破損はないか?そして段ボールも畳んで次に来る自治体の回収日に出せるようにしておきます。ただし、「送りつけ商法」にはご注意くださいね。注文していないのに勝手にモノを送りつけ返品せずにそのまま放置していると、その商品を「購入」したことにされ「代金を請求される」というものです。これは「ネガティブ・オプション」とも言います。この対策は〔注文していない〕、〔身に覚えのない荷物〕は「受け取らない」こと。知らない荷物が届いたらすぐに受け取らず「家族に確認する」など冷静に対処しましょう。商品を送りつける行為は「特定商取引法」によって制限されています。しかし到着から14日間のうちに使ったり、処分した場合は「商品購入」の意思があった…として代金請求の対象になります。逆にいうと商品が届いてから14日間が過ぎれば自由に処分しても問題ない、ということなのです。代金引換で商品購入した場合は必ず家族に「〇〇から〇〇〇〇円で買い物したものが届く」と伝えておくと、トラブルが回避できる確率が高まります。

延滞金を支払うことにならないように

以前の私のダメな例を挙げますと…DMを開けずにテキトーにどこかの隙間に突っ込んで(涙)存在を忘れてしまった…なんとそれは支払いが必要な書類だった…支払期限がすっかりすぎていたために「延滞金」を支払うことになったのです。私のような痛い目に合う方はそういらっしゃらないとは思いますが。この経験から言えることとして…どんなDMも一度開いて、すぐに中をチェックするをオススメいたします。もしかしたら…なにか応募していた商品に「当選!」したなどの良い知らせかもしれません。

まとめ

ポストに入ってくる郵便物、DMなどの「紙類」は、日々の暮らしにすぐに「負荷」をかけるほどの影響力はありません。1枚1枚は軽いですし、小さいから。しかし溜めると仕分けるのが「面倒」になることは間違いありません。開封しなかったことで、必要な情報を得るチャンスを逃さないように、日々の「ルーティンワーク」にしてみてはいかがでしょう。とはいえ小さなお子さんがいるご家庭は、帰宅時はなにかとバタバタするものです。その場合は、お子さんが寝静まってから、お風呂に入る前に、寝る前になどご自身の負担にならないタイミングで、処理すると「ルール」を決めて「ルーティン化」するなど「自分軸」で取り組みましょう。
© 2020 澤渡裕子