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終活…キャンプグッズと災害グッズ

台風が年々大型化する理由として地球温暖化が影響しているのではないか?と言われています。台風だけでなく、地震など自然災害に見舞われた時、どう対処していけばいいのでしょうか?
さて、「終活」もそうですが…いざというときが来ないと重い腰が上がらないのは、「災害時」の備えも同じですね。このままではいけない!と分かってはいてもついつい後回しにする人が多いのです。先日、友人が「家にあった大量の写真を整理して、空いた場所に災害グッズを収納した」という話をしてくれました。そう…整理の中でも写真は『強敵』です。写真整理は、日々の生活に影響がほとんど無いためにこれも『後回し』になるのです。「写真整理する×災害グッズを揃える」のハードルが高めな2項目をクリアにした友人は、お手本にするべきだと感じました。
我が家は、少し前まで家族揃って「キャンプ」に出かけることがイベントでした。子どもが成長するにつれ、その機会はほどんどなくなりました。「使っていないものは、手放す…」のが私の主義ですが、キャンプ道具の中で、災害時に役に立つモノが結構あるため、ぜひ参考にしていただきたい! コロナ禍で「キャンプ」需要も増えていますので、道具を揃えるなら「災害にも役に立つ」ことも考慮しては?キャンプ歴10年近い我が家の「これは災害にも使える」と思えるキャンプグッズをご紹介します。

ランタン

電池で、ロウソクで使えるランタンを3つ揃えています。光量が強いタイプは暗闇でかなり役に立ちます。倉庫などにはしまわずに、リビングの収納のすぐ出せるところが定位置です。ときどき明かりをつけチェックします。最近はおしゃれな普段使いもできるランタンが多種販売されていますので、暮らしに馴染むお気に入りを探してみては?

コンロ

キャンプ場で、即席キッチンを作り上げます。コンロは2口あって火力も問題なし!材料さえあれば、家族の食事はしっかり調理可能です。ガスが止まってもしばらくはしのぐことができます。※ガスボンベはストックが必要です。

折りたたみポリタンク

10リットル入るタンクです。水を入れる部分は折りたためるので収納に優れています。ちょっと手を洗ったり、食器をゆすいだり、多岐に利用できます。軽くて丈夫、そして大容量(持てる範囲ですが)しかも安価ですからひとつあると便利。給水する際に大活躍してくれます。

クーラーボックス

停電が3時間以上続く場合は、役に立つでしょう。夏の暑い時期でも対応できる保冷力の優れたクーラーボックスを選びましょう。状況にもよりますが、丸1日くらいはしっかり冷やしてくれます。キャスターが付いているので楽に移動させることができます。普段はキャンプ時に使用する調理器具をしまっています。もし停電したら…先ずは落ち着いて、出来るだけ冷蔵庫のドアを開閉しない!ようにするのが鉄則です。

大容量スポーツジャグ 2リットル

※キャンプグッズではありませんが、災害にもキャンプにも役に立つグッズでしょう。

子どもが「部活を引退したから不要」と思わずに、災害に備えて所持して欲しい一品です。私が使おう!と思えないような大きさですし、使わないと大きくてただただ邪魔です。私も「処分しよう」…と考えていたところ防災備蓄のプロの方に「それは災害時に役立つから、捨てないで」と教えていただき、手放すことをやめました。飲み水をキープするのに役立ちますね。長距離ドライブに出かける時も…ポットとして使えそうです。

下に敷く寝具類

キャンブで辛かったのが、眠る時。シュラフだけでは地面のゴツゴツが痛くて、なかなか眠れないのです。そこで役に立ったのが、空気を入れて使うマットレスです。避難所では広げられないかもしれないですが。。その場合はヨガマットがあると多少のクッションにはなりそう。お昼寝用のマットならコンパクトですから、避難所でも他の人に気を遣わずに広げられるでしょう。非常時はきっとなかなか眠れないでしょうが、少しでも快適に眠るためにもクッションになるアイテムは大切です。

小型全手動式洗濯機

※以下はこれから購入予定

停電したことを考えて…というだけではありません。普段にも使える、便利グッズだからです。私が購入を検討している「サラダの水切り器」タイプ。グルグル手で回して汚れを取ります。災害時に電力なしでも、洗濯ができるのは憂鬱を少しは解消できそうです。普段の生活でもオシャレ着や少量の洗濯に使えますのでこれは早めに入手したいです。

ソーラー式充電バッテリー

「命を最優先に守った後」、災害時に何が怖いかというと「情報からの隔離」ではないでしょうか?まだ危険が迫っているのか?家族・親族は無事か?天気は?給水できるところは?どこで食料を配布している?避難所の状況は?などなど知りたい情報は山ほどあるはず。でもスマホが使えなければ、話になりません。災害時に避難所の充電スポットに多くの人が集中するのニュースで見ました。充電バッテリーは持っていても、停電していれば、これも使えなくなります。やはりソーラーの機能があるものを用意しておくと安心です。新しい情報を取り入れることは、家族を守るためにも重要です。

まとめ

普段に使えるもの・使っているものが、災害時に役に立つのが理想的です。電気やガスがない、そして水はくみに行かなくては手に入らないというキャンプの状況は、災害時に置き換えてイメージしやすいですね。防災セミナーを受講した際に「災害時、家に問題なければ避難所よりも自宅で過ごす方が、精神的に楽です。ですから飲食料は最低3日分、理想は7日分のストックがあるといい」と専門家からのアドバイス。今話題のグランピングより、サバイブ重視のキャンパーは、既にある程度備えができている、と言えるのでは?平時にしっかり備えておけば、いざという時(そんなことがないのが一番ですが)慌てることはありません。家にダメージがなく、安全ならば避難所よりも自宅で過ごしたい。そのためにも「備え」ておく必要があります。
※ローリングストックは何人家族、日数で異なります。予めご自身と家族の必要数を調べておきましょう

© 2020 澤渡裕子