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人には聞けない、お墓や墓石の値段・相場

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人には聞けない、お墓の購入相場と価格

ズバリ聞いてみました!お墓の購入相場

皆さんは、お墓を買うときにいくらぐらいで買えると考えていますか?
まったく見当のつかない方も多いのではないでしょうか。
2014年に実施されたアンケートでは、平均100万円程度を想定されている方が多かったようです。
詳しいアンケート結果をご紹介します。

お墓の購入を考えている人に聞きました!
いくら位かかると想定していますか?

お墓購入の想定価格
平均想定価格:99万8,113円
最高想定価格:800万円
最低想定価格:10万円

「これくらいの価格で買いたいな…」という理想も含んだ結果でしょうか、約半数の方が100万円以下と回答しました。
しかし中には800万円と答えた方もいて、人によってかなり大きな開きがあることが分かります。
では、実際にお墓を建てる際には、いくら位で購入しているのでしょうか?

お墓を購入した人に聞きました!
実際いくらかかりましたか?

実際のお墓購入金額
平均購入価格:159万1,778円
最高購入価格:500万円
最低購入価格:15万円

※保険クリニック調べアンケート/サンプル数:500名(男性250名、女性250名) 年齢:40~69歳 調査方法:Webアンケート 調査期間:2014年8月4日~8月5日

想定金額と実際の購入金額との差は、平均価格でみると約1.5倍。
全体的に見ると、100万円~200万円で購入された方が半数以上を占めています。
結果として、想定額100万円以下と答えた方が約半数いたにもかかわらず、実際にその価格で購入された方は4分の1程度にとどまりました。
一生に一度の買い物だからこそ、安さだけではなく納得のゆくお墓が選ばれているようです。
一番安い購入価格が15万円、最高金額は500万円と、価格差が大変大きいこともこのアンケート結果から分かります。
この価格差は、なぜ起こるのでしょうか?
お墓にかかる費用を詳しく紹介いたします。

目次
▶ お墓にかかる費用の種類は?
▶ (1)墓地契約に必須!「永代使用料」とは?
▶ (2)どんなお墓を建てるかで価格差がでる「墓石代」
▶ (3)お墓を継いでいくために必要な「管理料」
▶ 寺院墓地を選んだ場合の費用
▶ お墓の購入価格で悩んだら

お墓にかかる費用の種類は?

お墓を建てるためにかかる費用には、大きく三つあります。
(1)永代使用料(えいたいしようりょう)
(2)墓石代(ぼせきだい)
(3)管理料(かんりりょう)

それぞれ、何のための費用なのでしょうか?

(1)墓地契約に必須!「永代使用料」とは?

お墓を建てるための墓地は、個人で勝手に造ることは法律によって認められていません。
お墓は、子々孫々永く使うものですので、永続性の観点から地方自治体・財団法人・宗教法人によって経営され、各自治体からの認可を受けた場所のみが墓地として使用できます。
ひと昔前とは違い、例えば「自宅の庭が広いからお墓を建てよう」などということは、法律が制定された現在ではできません。
お墓を建てるには、公営・民営の霊園や、寺院の墓地を使用することとなります。
その霊園・寺院の墓地の場所代としてかかる費用を「永代使用料」といいます。
その名の通り「使用料」として支払うお金です。
一般的に、世間では「お墓を買う」という表現をしますが、お墓の土地は「買う」ものではなく、霊園・寺院などから「借りる」と言ったほうが正しいのです。
不動産のように所有権を買い取るわけではないので、「取得税」「相続税」「固定資産税」等の対象外となります。
また、使用権を遺族に継ぐことはできますが、他人へ譲渡・転売することはできません。

永代使用料を払えば、墓地は永久に使えるの?

一般的な場合、永代使用料を支払った墓地は使用者・継承者がいる限り永代に渡って使用し続けることができます。
ただし、もしお墓の継承者がいなくなり、管理料を支払えなくなった場合は「無縁墓」となり使用権は失われます。
なお、お墓の引越しや墓終いなどにより、契約したお墓が不要になってしまった場合、墓地を返還することもできますが、永代使用料はあくまで「使用料」として支払っているためお金は戻ってきません。

永代使用料の相場に幅があるのはなぜ?

霊園・寺院自体の立地や設備の違い
不動産と同じように、霊園・寺院の立地条件や開発費用、地価などが価格に影響します。
都心に近い、交通アクセスがよい、設備が充実している…など、利便性の高い条件ほど永代使用料は高くなる傾向にあります。

選んだ区画の広さや立地の違い
選ぶ区画の広さや、区画の立地条件によっても価格は異なります。
多くの墓所では㎡あたりの価格が決まっているので、墓地が広ければ広いほど永代使用料は高額になります。
また、他のお墓と背合わせにならない、角地にあるなど、墓所の中でも好立地な区画は割増し価格が設定されている場合もあります。
もし複数の霊園や寺院墓地を検討する場合には、永代使用料が1㎡あたりいくらなのか換算して比較してみると良いでしょう。

支払いのタイミングと、支払い方法は?

永代使用料は墓地契約時に支払いを行い、支払い方法は一括支払いの場合が大半です。
支払い後、「永代使用許可証(永代使用承諾証)」などが発行され、その場所へ墓石を建てられるようになります。

(2)どんなお墓を建てるかで価格差がでる「墓石代」

墓地の契約ができたら、墓石を建てる準備を行います。
墓石の建立については霊園・寺院ではなく、石材店へ相談することとなります。
さて、この「墓石代」とは、一体どんなものが含まれているのでしょうか?

墓石代の内訳とは?

「墓石代」とは、棹石・外柵・カロート(納骨棺)・花立・香炉などの基本的な石材一式と、家名・題目・建立者・建立日などの基本彫刻料・据え付け工事代金、香皿や花立などの金物付属品の代金を含んだ総額のことをいいます。
また、永代使用料とは異なり消費税がかかります。
お墓に必要なものは概ね含まれていますが、追加したいオプション品や加工がある場合は、総額が変わってきます。

墓石代の相場に幅がでるのはなぜ?

墓石の値段の差

石の種類
          
石種によって価格は異なります。
また、中国産・国産など、石の産地によっても差があります。
石の使用量
          
選んだ墓地の区画が広ければ広いほど、使用する石材の量も多くなるため費用は高額になります。
墓石のデザイン
          
墓石をオーダーメイドのデザインで建てる場合や、細部にこだわって装飾をあしらったり、特別加工を施す場合は料金がプラスされます。
彫刻内容
          
家名や家紋以外に、イラストや立体的な彫刻を施す場合、別途料金がかかることがあります。
墓石のデザインは様々あります

自分の予算や、こういうお墓をつくりたいという希望を、担当の石材店へ詳しく相談し、見積もりを出してもらうことをおすすめします。

墓石代の支払いはいつ行う?

墓石のデザインを決め、契約したら石材店へ初回金を納付し、お墓を建て終わった後に残金を払う、という流れが一般的です。
また、残金はローンを組むこともできます。

(3)お墓を継いでいくために必要な「管理料」

墓地購入後は、霊園・寺院へ管理料を納めることとなります。
休憩所、トイレ、水汲み場、園路、緑地などの共有スペースの維持・管理や、電気代・水道代など、墓所運営にかかる費用は管理料からまかなわれます。

管理料の相場はどれくらい?

霊園・寺院により異なり、1年あたり数千円~数万円と様々です。
これは永代使用料と同じく、霊園・寺院自体の立地などよって、墓地の維持に必要な費用が異なるためです。

支払いのタイミングは?

管理料は一般的に、墓地の永代使用契約をした時点から支払いが始まります。
そのため、墓地にまだお墓を建てていない場合や、生前契約でまだ納骨をしていない場合でも支払う必要があります。
毎年、1年分をまとめて支払うのが一般的ですが、霊園・寺院によっては数年分、もしくは数十年分をまとめて納めることもできます。

管理料の支払いを怠るとどうなるの?

管理料の支払いに関して特に注意したいのが、滞納です。
ほとんどの霊園・寺院では、管理料の滞納が一定期間続くと、規定に基づいてお墓の使用権を取り消します。
使用者のいなくなった墓石は、事前に通知や貼り出しが行われた後に撤去される場合もあります。
お墓の継承者が代替わりした際には、管理料の引落口座の確認や更新、連絡先の変更を忘れないようにしましょう。

管理料の相場に幅があるのはなぜ?

設備の違い
霊園・寺院によって園内の設備は異なります。
法要施設があったり、屋内外の休憩所があったり、売店があったりと、好環境が整っている墓所はメンテナンスにかかる費用や、設備の維持管理に必要となる人件費も多くなり、相応の管理料がかかります。

選んだ区画の種類や広さの違い
区画の面積に応じて管理料が定められますので、墓地が広ければ広いほど高額になります。
また、墓地の管理に手間のかかる区画は割高になる場合もあります。
例えば、お墓の周りに芝生や植栽が敷きつめられた区画などは、きれいに維持するために霊園側で定期的に手入れを行う場合、一般的な墓地と比べて管理料が高額になります。
管理料は、お墓の契約後ずっと継続してかかる費用ですので、毎年の支払額が負担のない額であるかということも、お墓選びの大事なポイントになります。

お墓の値段を調べる

寺院墓地を選んだ場合の費用

寺院墓地を選んだ場合、基本的にはその寺院の檀家となる場合がほとんどです。
その寺院の方針にもよりますが、檀家になるときに必要となる「入壇料」や、供養行事・納骨・回忌供養・読経などのお礼としての「御布施」などが必要になります。
それぞれの相場は寺院の慣習により様々ですので、事前に相談をしてみましょう。

お墓の購入価格で悩んだら

お墓は子の世代、孫の世代と、永きに渡って大切にしてゆくものです。
悩んだ時には、金額の高い安いだけでなく「納得のできる価格であるか」という観点でぜひ見定めてみてください。

⇒お墓の購入手順について詳しくはこちら
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